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2008年02月20日

3回目の別れのピンチ 夫婦物語ing

なぞのおばさん

劇団を出てから2年がたとうとしていた。
二人の半同棲生活はまだ続いていた。

私はその後、小劇団で芝居を続けていた。
皮肉なことに、大劇団にいたころよりも
芝居の本当の楽しさがわかるようになっていた。

芝居の間、観客との一体感などを鳥肌が
たつくらいに小劇場の芝居をとおして感じること
ができるようになった。

大劇団の頃は、ただ俺が俺がでアンサンブルも
糞もなかった。ただ有名になりたいという
見栄ばかりだった。

しかし、残念ながらまったく先が見えない
苦しみもあった。しかも年齢が25歳になっていた。

いつまでも彼女のことをひっぱていても
迷惑をかける。そろそろ本当に潮どきかな
と思っていた。

「最後のクリスマスになるかも知れない」
そんなことを考えながら二人で新宿へ
でかけて行った。

駅ビルの本屋で立ち読みしていると、私に
一人の中年の上品そうなおばさんが話かけ
てきた。

「あなたは何をしていらっしゃるの」
「はい演劇をやっています。」
「あなたも芸術家なのね。うちの主人は
 絵描きなの。私にも映画関係の知り合い
 がたくさんいるのよ。三船プロの専務さん
 田中プロの○○さんとか。あなたすこし時間
 とれる?」
「それがもうひとり連れがいるので....」
「そう残念ね それではまたね」
と言ってその場から立ち去った。

すぐにそのことをすこし離れた場所にいた
彼女に話した。

「それスカウトじゃないの、そのおばさん今どこ
 すぐにさがさないと」と血相を変えた。

二人でおばさんを必死でさがした。
運よくその本屋の別のところで本を探している
おばさんを発見。

「すいません。彼女も一緒にお話きかせてもらって
 もいいですか」

「まあなんて、お似合いのカップル。近くの喫茶
 店にでも行きましょう。」

このなぞのおばさんが、半年後に私達の媒酌人に
なろうとはその時はまだ、夢にも思わなかった。


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