2008年03月03日
あたって砕けろ! 結婚物語ing
拍子抜け
地方の鉄道会社に勤め、子供のために
自分の洋服ひとつ買わず飲みにも遊び
にもいかず、毎日まっすぐ家に帰ってくる
まじめ一徹なお義父さん。
子供の頃に父を亡くし、貧しくて勉強は
できたが大学進学をあきらめた経験が
あったので、子供達にその夢を託した
のだ。その甲斐あって、子供達は全員
大学へ進学した。
子供と家族団欒を何よりも大切にしてい
る人だった。
夕食でお酒もいただき、いよいよその時
がきた。
「お嬢さんと結婚させてください」
「ええです」
「結婚式はいついつ 場所はどこそこで 」
「ええです 」
「結婚費用に関しては 新郎側これこれ
新婦側がこれこれでいいですか」
「ええです」
全部、拍子ぬけするほどあっさり許可してく
れた。
その後は、和やかに雰囲気で話がもりあがり
お父さんが馬賊になろうと満州に渡ったこと
私の祖先は東海道膝栗毛のやじさんだ
などというとんでもない話が飛び出した。
お父さんも堅物ばかりでなく茶目っ気なところも
たくさんあって楽しかった。
山口でちゃんと生きているご両親お会いして、
二人に育てられた娘さんと結婚する責任の重さ
をはじめて感じた。
山口からもどり結婚式まで後2ヶ月くらいになっ時、
突然山口のお母さんから一本の電話があった。
お父さんが体調を崩して検査入院するとのこと、
そのときはまだ、「たいしたことないだろう」と、
僕らは思っていた。
地方の鉄道会社に勤め、子供のために
自分の洋服ひとつ買わず飲みにも遊び
にもいかず、毎日まっすぐ家に帰ってくる
まじめ一徹なお義父さん。
子供の頃に父を亡くし、貧しくて勉強は
できたが大学進学をあきらめた経験が
あったので、子供達にその夢を託した
のだ。その甲斐あって、子供達は全員
大学へ進学した。
子供と家族団欒を何よりも大切にしてい
る人だった。
夕食でお酒もいただき、いよいよその時
がきた。
「お嬢さんと結婚させてください」
「ええです」
「結婚式はいついつ 場所はどこそこで 」
「ええです 」
「結婚費用に関しては 新郎側これこれ
新婦側がこれこれでいいですか」
「ええです」
全部、拍子ぬけするほどあっさり許可してく
れた。
その後は、和やかに雰囲気で話がもりあがり
お父さんが馬賊になろうと満州に渡ったこと
私の祖先は東海道膝栗毛のやじさんだ
などというとんでもない話が飛び出した。
お父さんも堅物ばかりでなく茶目っ気なところも
たくさんあって楽しかった。
山口でちゃんと生きているご両親お会いして、
二人に育てられた娘さんと結婚する責任の重さ
をはじめて感じた。
山口からもどり結婚式まで後2ヶ月くらいになっ時、
突然山口のお母さんから一本の電話があった。
お父さんが体調を崩して検査入院するとのこと、
そのときはまだ、「たいしたことないだろう」と、
僕らは思っていた。
Posted by 脇 光雄 at 20:52│Comments(0)
│結婚